はじめに
Blackmadic Designが2024/06/07にATEM Switchers 9.5 Update公開。ATEM Mini/SDIシリーズのスイッチャーから(USB Outなどに接続されたSSDなどへ記録されたデータを)Blackmagic Cloudへの同期が可能となりました。
Blackmagic Cloudについての詳細は割愛しますが、Storage Sizeを500GBを選択してサブスクしました(2,358円/月)。
Storage Sizeを2GBのままにして、Project Librariesを「1」して課金をすればお安く(786円/月)お試しすることができますが、たぶん、2GBだとあっという間に容量がいっぱいになってしまうかも。
わたくしのようにBlackmagic Cloudに慣れていない方もいらっしゃるかもしれないので、とりあえずATEM Mini Pro ISOからISO RECしてBlackmagic Cloudへ同期するまでの手順をざっくり書きました。
※すでにBlackmagic Cloudへの課金が終わった状態とします
Blackmagic CloudのWEBページにてProject Librariesを追加
(1)Blackmagic Cloudの「Project Server」ページでProject Librariesを追加します(ここでの例は「Project_A」)
(2)Project Libraries(例:Project_A)を追加したらDavinci Resolveアプリを起動します
Davinci ResolveでCloud Projectを作成
(3)Davinci Resolveの「クラウド」タブでCloud Projectを作成します(ここでの例は「BMCloud」という名前のCloud Project)
ATEM Software Controlで「Blackmagic Cloudへの同期」にチェック
(4)ATEM Software Controlの出力→記録設定で「Blackmagic Cloudへの同期」にチェックを入れ、プロジェクトを選択します(3で作成したCloud Projectを選択)
ATEM Mini Pro ISOでRECを開始して停止
(5)ATEM Mini Pro ISOのISO RECが終了すると、Blackmagic Cloudへの同期が始まります
同期が終わるとDavinci ResolveのCloud Projectに収録データが表示される(はず)
(6)Davinci ResolveのCloud Projectを開き、「同期ビン」を選ぶと、ATEM Mini Pro ISOで収録されたデータが表示されます
このnoteではATEM Mini Pro ISOで「ISO REC」をしていますが、「ISO REC」でなければProgram Outのデータが同期されるのでしょう(なので、ISOと名がついたATEM Mini/SDIシリーズのスイッチャーでも遊べるはずです)。
ちなみに、現時点では収録が終わったのをトリガーとして、Blackmagic Cloudへの同期が始まりますが、これが、将来的に(一部の機種に限られるのかもしれませんが…?)収録をしながら、同時にBlackmagic Cloudへ同期されていって、Davinci ResolveのCloud Projectへリアルタイムに反映されていくようになると、もっと面白くなるかもしれませんね…