Periscope(ペリスコープ)は「海外のユーザーがメインで日本のユーザーの利用率はまだまだ」なところがありますが、「Periscopeからのライブ配信映像をTwitterのタイムライン上で視聴可能にする」とTwitterが発表したことを受け、Periscopeを改めて使ってみました。
ツイキャス(Twitcasting)とペリスコープ(Periscope)の機能の簡易比較一覧 配信側の機能(特徴)
アプリ仕様(配信) | LINE LIVE | |
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スマホアプリ仕様 | 配信時の画質選択 | HD画質(Wi-Fi) 高画質(4G、LTE) 普通画質(3G) |
カメラ | イン/アウト | |
音声ミュート | ✕ → ◯ | |
バックグラウンド配信 | ✕(一時停止状態へ) | |
コメント文字フォント変更 | ✕ | |
コメント読み上げ | ✕ | |
フォーカスロック | ✕ | |
デジタルズーム | ✕ | |
フィルター | ◯ | |
スタンプ | ◯ |
配信者側から見た機能の気づき
- 配信開始時「(Periscope上の相互フォロワーに向けた)限定公開」と「一般公開」の範囲で視聴者の対象を選択することが可能
- 配信開始時、配信している場所の位置情報を表示することも可能
- 配信開始時、Twitterへの配信開始ツイートをするか?しないか?の選択可能
- 配信停止をするときは上から下へスワイプすると「配信停止」ボタンが現れる
- 画面のダブルタップでインカメラとアウトカメラの切り替え
- マイクをミュートにする手段がない
- 送ってもらって見逃してしまったコメントを(スクロールなどして振り返って)見ることができない
- スマホのバッテリー残量わからない(バッテリー切れによる配信中断に注意)
- 電波状態が不安定なときのストリーミングの安定さが(ちょっぴり)不安
使い分けは伝えたい相手(の地域)によって?
ツイキャスは日本から生まれたサービスということもあり視聴者も配信者も日本のユーザーが占め、Periscopeは海外のユーザーが占めています。また、サービス全体の配信数として考えると「ツイキャス>Periscope」の印象も受けます。
そして、日本の企業や自治体、また個人ユーザーが「(スマートフォンによる)パーソナルライブストリーミングを活用して情報発信をしようと思ったときどのサービスを選ぶか?」
まず一番最初に考えることは「どの地域のヒトに伝えたいか?」なのだと思います。日本向けであれば「ツイキャス」海外向けであれば「Periscope」という選択肢がいまのところ最善なのかもしれません。
ツイキャスのライバルはいまのところPeriscopeではなく…
「Periscopeからのライブ配信映像をTwitterのタイムライン上で視聴可能にする」とTwitterが発表した(→ Periscopeの中継をTwitter上でもご覧いただけるようにしました | Twitter Blogs)ことを受け、今後、Periscropeは日本においての認知度や利用するユーザーが増えることが考えられます。
しかし、ツイキャスのライバルとして気になってくるのは(現時点では)「Periscopeなのではなく、今後予定されているLINE LIVE」(の一般ユーザー解放の動向)のほう、なのかもしれません。
視聴者側から見た機能比較は…?
このエントリでは「配信者側から見た機能比較」ですが、「視聴者側から見た機能比較」も別のエントリーでまとめています。下記もあわせてご覧ください。
http://nodatakeo.org/archives/1265