ライブ配信メディアは「メディア」でなくなるかもしれない

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2018年1月1日25時30分からTBSラジオで放送された「文化系トークラジオLife」。今月のテーマ「文化系大新年会2018」のメールテーマ「2017年、あなたが気になった文化系トピックを教えてください」に対して、こっそりメールを送りました。

その送ったメールをそのままBlogへ残しておきます。

(以下、メールの本文)

Lifeクルーの皆さん、リスナーの皆さん、2018年もどうぞよろしくお願いいたします。ライブメディアクリエイターのノダタケオです。

二ヶ月に一回のLife本放送と外伝を、ツイキャスとUstreamでライブ配信をするお手伝いをさせて頂いています。地上波やRadikoだけでなく、ツイキャスやUstreamからLifeを応援くださっているリスナーの皆さん、いつも、本当にありがとうございます。配信チーム一同、心から御礼申し上げます。

さて、今日は「文化系大新年会2018」。

メールテーマである「2017年、あなたが気になった文化系トピックを教えてください」に沿ったものかどうかはわからないのですが、予告編で速水さんがテレビとネットコンテンツの話として「AbemaTV」「ニコ生の苦境」という言葉が出たので、「ライブメディア」の話を少しだけさせてください。

この「ライブメディア」という言葉。

WEBで検索をすると「TBSラジオ番組「文化系トークラジオLife」にて鈴木謙介が命名」と表記されているところもあるように、この言葉が生まれたそもそものきっかけは、2010年3月28日放送の「ライブメディアの現在」だったと記憶しています。

今年2017年のライブメディアは、ライブ配信とeコマースをかけ合わせた「ライブコマース」、ライブ配信の人気ジャンルである”ゲーム実況配信”の先にある「e-sports」、そして、ライブ配信をする人たちの長年の課題であったマネタイズの手段として「投げ銭」の仕組みが広がってきたことが、ライブメディア的に大きなトピックでした。

そして、2018年もこれらのキーワードは注目すべきコトであると個人的に思っています。

特に「投げ銭」については、視聴者がバーチャルギフトを購入し、ライブをしている配信者へ送ることで、それが配信者に対しての支援、マネタイズの手段となり、その結果、大きなお金を稼ぐ人がいる、という海外(中国)での事例は、日本のWEBメディアでも取り上げられました。その流れは、いま、まさに日本でも起きようとしているところです。

「ライブメディアの現在」が放送されたあの当時、ライブメディアはLifeのようなコンテンツ制作現場における「過程の可視化」であったり、リアルタイムに起きている現場を映し出す人々の「目」の代わり、の手段としても注目をされてきました。

2011年の東日本大震災発災時にはテレビやラジオで取り上げられないピンポイントの情報を得るために、Ustreamやニコニコ生放送、ツイキャスを通じて、一日中パソコンの前から離れられず、かじりつきでその様子を見守った方も多かったかもしれません。

私たちのような個人が、スマートフォン一台でリアルタイムに映像や音声を伝送することができるライブメディアは、一時期「テレビやラジオのような既存メディアの代わりになり得るかも」とまで言われ、それらの業界の人々から危機感であったり、ライバル視された時代もありました。

でも、あれから長い月日が過ぎ、いま、その状況は大きく変わりました。

2010年頃の当時は、小学校の放送委員会やミニFMを作るような、テレビやラジオに憧れを持つ人たちが、「ライブメディア」というカタチでライブ配信を当たり前のように使われていく未来を、私個人的には想像していました。

しかし、いま、ライブメディアは個人も情報が発信できる「メディア」でなくなり、「コミュニケーション」の手段のひとつとして、ライブ配信が使われる時代へ移りつつある、と感じます。

そして、ライブメディアの黎明期に知名度を上げたUstreamは日本からの事実上のサービス撤退をしましたし、ニコニコ生放送もサービスを展開していく上での苦境に立たされています。

その一方で、インターネットテレビ局とうたう「AbemaTV」のように、テレビの世界で活躍していた人たちがネットの世界へ降りてくるようになりました。その代表的なものとしては「稲垣・草彅・香取 3人でインターネットはじめます『72時間ホンネテレビ』」です。

業界の人々にとってはあの出来事(コンテンツ)の評価は大きく分かれているようなのですが、一般の人々にとっては、2017年におけるテレビとネットコンテンツの大きな出来事のひとつであったのではないでしょうか。

私は「ライブメディアの現在」を追うことしかできず、「ライブメディアの未来」を想像することが得意ではありません。10年先と言わず、2020年までの2〜3年の間さえも、これからどのように変化していくのか?は正直なところ予想がつきません。

でも、このライブメディアの世界で生きる私にとっては、これからのライブ配信に関する動向は、2018年も個人的にはとても大きな関心事でもあるのです。

(ここまで)

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